ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
2025年版トラック実践運賃調査 ダウンロード版 8月1日発行
よくある質問
詳細はこちら

2009年4月号

    2009年4月号
     
   
   


特集
儲かる中国物流

 アジア市場全体を内需と位置付けた、売るためのSCMが本格化している。主戦場は中国だ。シェア拡大を狙う日系企業は、現地の提携先に頼ってきた従来の販売体制を改め、調達からアフターセールスに至るロジスティクス・ネットワークの再構築に乗り出している。物流パートナーの顔ぶれや役割分担も大きく変わることになる。


   

PART1 トヨタの中国ロジスティクス戦略
      李 瑞雪 富山大学 経済学部 准教授


10

 

第1部 4PL子会社設立し中国物流を統合
 2007年7月、トヨタは天津に物流会社を設立した。それまで中国の各事業会社が個別に管理していた物流を統合することが狙いだ。そこでは荷主企業に代わって複数の3PLを統括管理するLLP(リード・ロジスティクス・プロバイダー=4PL)型のフレームワークが採用されている。


14

 

第2部 中継基地&内航船で国内輸送を効率化
 上海に完成車輸送の中継基地を設置。内航船を利用した幹線の大量輸送と、トレーラーによる多頻度小口配送を結ぶ効率的な配送網を構築した。生産物流ではミルクラン方式、遠隔地向けにはVMI倉庫を導入。現在は販売拡大に対応した補修用部品のネットワーク拡充を急いでいる。


18  

第3部 独自の3PL活用と物流コスト管理
 中国における物流コストの「原単位」を算出。管理指標に位置付けると同時に支払い物流費のベースとして利用している。協力物流会社の選定はコンペに頼らず、独自の基準を設けて各社の実力と経営姿勢を評価。長期安定的なパートナーシップを指向している。


   

PART2 物流ネットワークで国内需要を開拓


22  

第1部 物流コスト削減から競争力強化へ
 中国に統括会社を設立して物流管理を一元化。効率化を進めてきた。コスト削減では一定の成果を収めることができた。しかし昨年から顧客満足の向上に物流管理の軸足を移すことに。リコーチャイナの取り組みに日系荷主企業の中国物流の展開を追った。


 

24

 

 

第2部 混迷する国内物流市場の見取り図
 今後の中国物流は、現地の国営企業と民間企業、インテグレーター、そして日系物流企業が入り乱れて、国内市場でしのぎを削ることになる。日系同士の競争から戦略を転換する必要がある。先進国の物流会社が物価の安い新興国の国内事業で利益を生むための新しいビジネスモデルが試されている。


 

26

 

 

第3部 日系物流企業が現地で儲ける方法
 日系物流企業は国際輸送の利益で国内事業の帳尻を合わせる中国物流から早く脱却する必要がある。当初から国内物流を狙って中国市場に参入し、ゲリラ的な展開で事業を着実に拡大している二つの中堅企業がそのヒントを与えてくれる。


 

30

 

 

第4部 日中航路マイナス運賃のカラクリ
 中国発日本向けの海上コンテナ輸送で“マイナス運賃”が横行している。船社が中国側輸出者にキックバックを支払い荷物を受託、日本側輸入者に不当なチャージを請求し、その補填に当てている。荷物を人質に取られた日本企業は“泣き寝入り”を強いられている。

 

 

34

 

 

第5部 キャッシュを生む増値税の最適化
    陳麗梅 日通総合研究所 主任コンサルタント
 中国物流のトータルコストを検討するうえで、物流コストの削減以上に大きな意味を持つのが、日本の消費税に当たる「増値税」の最適化だ。増値税の基本税率は現在17%。ロジスティクスの設計次第で、その実質的負担を低減し、キャッシュフローを改善することができる。


 

3

 

 

KEYPERSON「現地の零細経営者を味方に付けろ」
白土茂雄 アジア・ロジスティクス研究所 代表
 中国の内需は必ず拡大する。しかし日系企業が国内企業と価格競争を演じても勝ち目はない。日系の強みを維持したまま事業構造の現地化を進める必要がある。現地の零細経営者がパートナーになる。真面目でやる気のある経営者を選び抜き、日本流に育て上げ、そして囲い込め。


     
 
38
 


国分〈環境対策〉

排出量取引まで想定しデータ精度を向上
荷主間の情報共有システム構築にも意欲


  42  

コニカミノルタビジネステクノロジーズ〈物流IT〉
部品専用の需要予測システムを導入し
納期順守率の向上と在庫2割減を両立


  46  

郵船航空サービス〈人事戦略〉
景気低迷でも定期採用計画は堅持
ワークライフバランスでも新制度


  50   物流企業の値段《第48回》
一柳 創 大和総研 企業調査第一部

住友倉庫
ファンドの台頭機に経営スピードを加速
財務力と事業ポートフォリオに安定感

  54   物流IT解剖《第25回》
アイ・ロジスティクス
3社合併後に4割近くITコストを改善
伊藤忠商事の物流事業を強力にサポート

     
     

■■欧州レポート■■

 
58
  海外トレンド報告【Report】 
欧米SCM会議(9)

米レガット&プラット
製造4部門の調達を一元管理
可視性を高め輸入業務を効率化

  58  

海外トレンド報告【News】
欧米編・中国編



  74   湯浅和夫の物流コンサル道場 《第84回》
〜大先生の日記帳編 第19回〜

物流子会社に春は来るか

  73  

佐高信のメディア批評
米ABCが最初に報じた中川前財務相の会見
報じる価値なしと判断した日本記者団の鈍感


  78  

奥村宏の判断学《第83回》
「銀行国有化」論争の裏にあるもの



  66   物流業のリスクマネジメント《第3回》
宇野 修 ロジスティクスバンク 代表

ISO14001環境マネジメントシステム

  80   物流指標を読む《第4回》
日通総合研究所 佐藤信洋

トラック事業者の受難はまだ序章に過ぎない

  70  

事例で学ぶ現場改善《第75回》
日本ロジファクトリー 青木正一 代表

物流コンペの思わぬ結末
 ──リサイクルチェーンP社

  82   The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告

中小企業にみる需給超変動への対応
大不況時代を生き残る強い企業に

  86   物流不動産市場レポート《第22回》
香港
日系企業にとって重要な再輸出港
物流施設は賃料・価格ともに下降局面

  88   ARC Advisory Group レポート
グローバルな景気後退は
SCP市場に甚大な影響を与える


     
 

 

 

DATA BANK

 

91

 

●国土交通省 月例経済報告


     
 

 

 

CLIP BORD

 

52

 

●佐川急便がワールド・ロジと業務提携/納品代行のワールドサプライを買収

 

52

 

●新関西物流センターが始動/2拠点を集約──名糖運輸

 

90

 

●日本梱包運輸倉庫が新型JRコンテナを開発/31フィート型(2段積み)で最大級の容積

 
94
  主要記事索引
  98   編集後記
 
99
  広告索引

PDFバックナンバー


Warning: Undefined array key "id" in Z:\dev\local.logi-biz.com\htdocs\cms\cache\%%EF^EFE^EFE46F52%%plugin_pdflist.tpl.htm.php on line 9
  • 特定商取引法に基づく表示
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約